010.井尾大介さん(ハワイ島の不動産スペシャリスト)

この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。

【本日のゲスト】
ハワイ島の不動産スペシャリスト/  井尾 大介さん

【井尾大介さん オンライン情報】
・ハワイ島不動産の売買と最新情報
https://konafudosan.com

【元TCK(Third Culture Kids):井尾 大介さんのお話】

成り行きを、チャンスに持っていく!文句を言わず、やっていくことが大事。”

大介さんは、米・イリノイ州生まれ。1~4歳、そして、小学校5年生から高校卒業まで、合計約11年間をアメリカで異文化体験をされた元TCKです。英語が出来ないご自身のコンプレックスから、高校時代もアメリカに残ることを決めた大介さん。高校時代は非常に大変だったと話されるものの、一番勉強した時期でもあり、多くを吸収し獲得できた「Golden Time」だったと振り返っていただきました。

大介さんの社会人としてのキャリアは、自営業・翻訳事務所設立よりスタートします。学生時代より手掛けていた英語の翻訳の仕事を足がかりに、多くの翻訳を経験されます。転機はサーフィン雑誌の翻訳の仕事だったそうです。ハワイ島に魅せられ、31歳でコナに移住を決められました。現在の不動産のお仕事は、「場所」と「人」を繋げる仕事という認識であり、TCKの経験から「日本人としてではなく、人間として話ができる土壌」が自分の中に培われたと感じていると話されました。大介さんのあり方・想いが伝わるのではないでしょうか。

“TCKとして、日本社会で成し遂げたいことは何ですか?”というTCKであれば頭をかすめる根源的な問いも質問させていただきました。
廻りの人に、もっと感謝して、家族をもっと幸せにしていきたい。

TCKへのアドバイスもいただきました。
「思ったら、やってみる。不正解はないし、失敗は全て、良いことに繋がるのだから。」

若いTCKの皆さんに、社会人として生きる上での励ましもいただいています。是非お楽しみください!

【配信者】
育ちネット多文化CROSS
代表・臨床心理士 初田美紀子
https://crossactnet.com