013. 山本吉輝さん(フリーランス)前編

この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。

【本日のゲスト】
 フリーランス  /  山本 吉輝さん

【オンライン情報】
◇山本吉輝さん 
https://www.linkedin.com/in/yoshiteru-yamamoto-16054b/

【元TCK(Third Culture Kids):山本 吉輝さんのお話 (前編)】

飛行機に乗っている時が、一番幸せだった、、、。”

吉輝さんは、日本・千葉県生まれ。1歳でシンガポールに引越されます。その後、小学2年生でにアメリカ・NYへ移動して中学3年生まで過ごされます。1歳から7歳までの約6年間をシンガポール、小学2年から中学3年までの約8年間をアメリカで生活され、合計14年間を海外で異文化体験された元TCKです。

アメリカ時代より自分は他者と異なることを意識し始めたと仰せです。小学5年生でひどいイジメに遭ったことから、“絶対に屈しない”と理不尽さに堪える一方、逆に日本を守りたいと母国に愛着を感じるようになったと振り返ります。しかしながら、想いを寄せていた日本にも裏切られるような体験をします。一時帰国をした新潟で、さらにイジメに遭ったことです。吉輝少年の苦悩の日々は続いたのです。自分の場所がどこにもない複雑な気持ちは、いまでも鮮明に覚えていると言います。

NY現地小学校時代

本帰国されたのは高校時代です。空手部に入部したエピソードは個性的で、とてもユニークです。TCKならば似た体験している方々も多いかもしれません。さらに、皆さんに是非聴いて欲しい高校時代のお話も聞かせていただきました。吉輝さんご自身「素直な自分が蘇った」と捉えているプロセスです。

吉輝さんのTCK時代の数々のエピソードは、子どもが体験する日常でありながらも、困難と闘い、もがきながら乗り越えていく姿が目に浮かぶようなお話ばかりです。吉輝さんのインタビューは、前編・後編に分けてお送りします。今回は少年時代の前編です是非お楽しみくだい!

【配信者】
社)育ちネット多文化CROSS
代表・臨床心理士 初田美紀子
https://crossactnet.com